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フィジーの教育

教育環境について

勉強を行う授業日数は毎週月曜~金曜日の5日間に設けられています。
授業前には必ずお祈りの時間が用意されているのが、フィジーでの教育環境の特徴と言えるでしょう。

授業時間は各教科45分ずつ用意されており、毎日8コマから9コマの割合で授業が振り分けられています。
普段の授業以外にもフィジーでの礼儀作法や伝統的なダンスの勉強など、特徴的な時間が設けられているのが日本との違いだと言えます。

より学びやすい環境

勉強をよりはかどらせるために、フィジーには便利な寮制度が設けられています。
日本の寮生活同様に非常に細かな規則を設けることにより、学生ではなくひとりの人間としてのマナーを身につける機会となっています。

また勉強だけではなくクラブ活動も盛んに行われているため、文武両道さまざまな点から人としての成長を遂げることが出来ます。
フィジーでは主に陸上やバスケットボール、ホッケーやバレーボールといったスポーツが人気を博しているため、学生のころから親しむ人が数多く存在していると言えるでしょう。

教育制度

フィジーでは6年間の初等教育からはじまり、中等教育の6年間のうち2年間を含めた期間が義務教育として用意されています。
中等教育はForm3からForm7と細かく区分けされており、その中のForm3からForm4が義務教育の範囲内となります。
義務教育終了後は次の過程に進むための認定試験が設けられており、合格者は次の進学へとステップアップしていきます。

さらにForm6からForm7にかけては卒業試験が用意されており、合格後には進学をするのか就職をするのかの判断を行います。
進学を希望された場合には引き続きForm7を学ぶのか、そのまま大学教育を行うのかという別の判断を求められます。

Form7が終了すると修了認定試験を受ける事になり、試験に合格すると大学1年を修了した時と同様の対応が行われます。
より中等教育の時間を取るべきなのか、それともいち早く大学学習をするのか、それぞれ本人の希望次第で決めることが出来るため、自分の人生設計も明確に行えると言えます。 

日本と異なりかなり複雑な教育制度ではありますが、進学ではなく就職を求める学生たちのことも考慮した制度と言えるでしょう。

日本とは異なった教育文化について

フィジーでは日本とは異なり、様々な教育文化が充実しています。
学校によっては毎週決まった曜日に映画観賞会を設けている場所もあり、文学だけではなく映像からも文化の勉強をすることが出来るようになっています。

また礼拝を朝だけではなく週単位で行う学校もあり、フィジーで過ごすために必要な知識を学ぶことが出来ます。
より自国のことを考えて生活している生徒が多いのも、この国の特徴だと言えるでしょう。